横浜ロフト館長
大学卒業後、西武百貨店に入社。美術の卸売会社への出向を経て、1996年から「渋谷ロフト」勤務に。その後、当時最大規模だった「大宮ロフト」の立ち上げや、商品部でのバイヤー、エディター、「渋谷ロフト」の販売課長など、売場と本部で様々なキャリアを積み、2020年「横浜ロフト」の館長に就任。日々の売上や店頭の確認、課題・問題点の抽出等をマネジャーやチーフと行い、販売コアタイムには売場を回りながら約200名のメンバーの指揮を取っている。
大学を卒業後、西武百貨店に入社しました。同級生が宝飾職人になったことに影響を受けて、希望の部署を「美術・宝飾部門」としたら系列の美術卸売会社に出向。昔ながらの厳しい徒弟制度が残る現場で鍛えられましたね。バブルが弾けた後に異動があり、当時「趣味雑貨部」だったロフトを希望しました。美術の現場は落ち着いた雰囲気で、お客様は極々限られた少数でしたので、もっと多くのお客様と接したかったんです。異動後、ロフトの売場に行った時、床から天井までぎっしり商品が陳列されたディスプレイや、若くて活気のある現場が眩しすぎて圧倒されたのを今でも鮮明に覚えています。その時体感した“ワクワク感”を創ることが、今でも仕事の原動力になっています。
商品部でのバイヤー経験を経て、「有楽町ロフト」(現「銀座ロフト」)に販売課長として異動しました。小売店には年間と毎月、そして一日の売上目標があり、館長や売場マネジャーと一緒に綿密な計画を立てます。ある年の夏、毎日一日も落とさず日割の目標を達成していて月の中盤にさしかかった頃「もしかしたら全勝狙える?」というムードが漂っていました。予算達成のきわどい日も何日かありましたが店舗メンバー、一丸となって頑張り、閉店間際に何とか予算達成!その勢いのまま末日まで達成し続け、天候与件もあるので小売店ではまずあり得ないと言われている「31戦31勝」の完全試合を達成しました。みんなが一つの目標に向かって突き進むチーム力の強さと楽しさを実感しましたね。
メーカーとお客様の“想いを繋ぐハブ”になれること。売場では商品の作り手の想いを店頭で表現し、お客様に伝えることができます。そこでお客様からいただいたリアルな意見を、作り手に届けることができるだけではなく、その意見を基にメーカーが次の商品開発につなげることも。他では体験できない大きなやりがいですね。また、新人であろうが良い提案はどんどん採用され、結果のレスポンスがとにかく早い。どんどんチャレンジさせてくれて、それが間違っていてもフォローしてくれる土壌があるので、フルスイングで失敗しながら成長できる。素晴らしい環境だと思います。
ロフトのスタッフは、様々な雑貨店や百貨店などを見に行き、地域のお客様から支持される売場のヒントを探しています。「横浜ロフト」は超大型百貨店の中にあり、わざわざお客様に足を運んでいただくだけの価値ある品揃えや売場作りをしなければ来店にはつながりません。「横浜ロフト」として仕入れるべき商品はどんな機能が必要?価格は?特長は?といったことを売場のチーフやマネジャーといつも議論をしています。売場の仕事はチームプレイで一人では成り立たないため、一人ひとりの“個”の力がうまく連携し噛み合った時のチーム力の強さは本当に頼もしいですね。館長という立場は、その全体の舵取りをするので責任の重圧がある分、やりがいがすごく大きいです。
まず大前提として、万が一の事態が起こった時のお客様とスタッフの安全確保が館長の大切な仕事です。その上で、チーフをはじめ売場のメンバーに小売の楽しさを伝えることが館長の役目だと思っています。今はネットで買い物をする人が増え、多くの人は何時でもどこでも短時間に買い物を済ませたい思っている時代ですが、店頭小売にはそこにしかない“ライブ感”がある。どうしたらより多くの商品が売れるか自ら考え、自ら売場を作ってみる。結果はすぐに「売上」として現れるため、思っていた以上の販売実績が上がると心の底からガッツポーズ!そんな楽しさを毎日実感できるチャンスがある職場はなかなかありません。店頭で働くやりがいをメンバーにしっかり伝え続けていきたいですね。
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