ロフトの魅力を伝え、店舗外での接点をつくる
―ロフトのデジタル戦略の柱である、ロフトアプリの機能やメリットについて教えてください。
松本 : ロフトアプリのメインの機能は「お得にお買い物ができる」ところです。スタンプやスコアと呼ばれるポイントを貯めることができ、スタンプを6個貯めると10%オフクーポンをゲットできます。さらに、「ロフトや雑貨を楽しんでもらう」ことも大切なコンセプトのひとつです。「コトキジ」という記事コンテンツは、営業企画部が中心となって制作しています。また、「お知らせ」機能も特徴的です。販促スタッフだけが記事を発信するのではなく、ロフトアプリでは各店舗のスタッフが配信を行うことを強みにしています。
―ネットストアとの連携も行っているのですか。
海老沼 : はい、ネットストアとロフトアプリは切っても切れない関係ですから、連携しながら取り組んでいます。アプリからネットストアにアクセスしていただくことも、ネットストアからアプリへ誘導することも多いです。それから、先ほど松本さんが言及していたスタンプやスコアは、ネットストアでのお買い物でも貯まるようになっているんです。
―ロフトアプリとネットストア、それぞれを利用することによってお客様に提供したい価値とは?
松本 : お客様に、ロフトの店舗外でもロフトに触れていただく機会をつくるということが大事だと考えています。ロフトは、「出かけた先で看板やロゴを見かけてふらりと立ち寄る」という場合が多いお店なんですよね。特にここ数年は外出制限もあり、出かける機会が少なくなっていて、いかにロフトの外でロフトを思い出してもらうか、ということが重要になっています。そのような状況下でお客様にロフトのことを忘れずにいてもらうための役割を担っています。
海老沼 : 家にいる時間が増えて以前のようにお買い物ができないお客様のためにも、ロフトにネットストアがあるということはもっと浸透させていきたいと思っています。アプリやSNSなどさまざまな接点を通じて思い出していただけたとして、実際にお店に行くのはまだ躊躇するという方もいらっしゃいますよね。その方々の選択肢の一つとしてネットストアがよりお客様にとって身近で使いやすい存在になれたらいいですね。