渋谷ロフト 文具雑貨チーフ(取材当時)
2020年に新卒で入社し、渋谷ロフト文具売場配属。文具売場は渋谷ロフトの入り口すぐに配置されている、特に多くのお客様が訪れる場所。ずっと憧れだった場所に立ちながら、お客様の要望に応えて「もっと成長したい」と、意欲的に仕事に取り組んでいる。
幼少期から両親の影響で演劇や音楽などさまざまな芸術を鑑賞することが好きで、学生時代も多くのアートに触れてきました。その中で、どんな商品でも、人が考えて、人の手によって作り出したものである以上アートである、と考えるようになりました。そこで、よりたくさんの商品=アートに囲まれるロフトを志望しました。就職活動中は百貨店なども候補にありましたが、最終的には、よりバラエティに富んだ商品や多様なお客様との出会いが期待できるところに惹かれました。面接で社長から「あなたの考えなら、きっとロフトは合うよ」と言ってもらったことも決め手でした。
社名の“ロフト”は「屋根裏部屋」という意味です。そこから私は倉庫や物置のような小さくて雑多な空間、という印象だけをもっていたのですが、入社後に、実は「ワクワク・ドキドキする空間でもある」という意味も込められているということを知りました。創業当時、ニューヨークのソーホーで倉庫や住居をアトリエに改造したロフト・アパートメントでさまざまな若手アーティストがクリエイティブな活動をしていたことから名づけられたそうです。
また、商品数や全国に展開するネットワーク、空間の広さなど、そのスケールの大きさにも圧倒されました。今では、ただ自分が「雑貨が好き、楽しい」というだけではなく、いかにこの広さやスケールの大きさを活かして、お客様をワクワク・ドキドキさせる表現ができるか、というところを意識するようになりました。
ロフトが大切にしているキーワードに「なにかある、きっとある」という言葉があります。お客様は「ロフトに行けば、何かある」と思って店舗に来てくださいます。明確な商品が浮かんでいるわけではないお客様に対して、「今こんな商品が人気ですよ」「こんな組み合わせはいかがでしょうか」とご提案し、喜んでいただけたときはとても幸せです。ロフトには接客や売場づくり、VMD、SNSを使った販促など、さまざまな“武器”があります。これらを使ってお客様の期待に応える仕事ができるのは、大変ではありますが、やりがいも大きいです。
売場づくりの工夫は常に心がけています。たとえば紹介したい手帳があるとして、手帳単体を並べるのと、ペンや付箋などの周辺アイテムと組み合わせて提案するのとでは、お客様の反応が大きく違います。大事にしているのは、「きっとこの手帳を使う方は、こんなペンを使うはず。甘いものが好きなんじゃないかな、休みの日にはきっとこんなことをするんじゃないかな」といった妄想力。自分で手掛けた売場はスマホで写真を撮って客観的に見つめ直し、常に手を入れています。美しさを保つことも大切にしていて、商品を品よく陳列することや、焦っていても疲れていても背筋を伸ばすことを意識しています。
いつかバイヤーになりたいと夢見ています。そのためにも今はひとつでも多くの商品を知り、お客様を知り、売場を知ってチャレンジしていきたいです。商品一つひとつが本当に可愛くて、商品は新人アイドル、私はアイドルを売り出すプロデューサーなのだと思っています。また、私がバイヤーに憧れるきっかけになった先輩バイヤーは、商品知識が豊富なだけでなく人柄がすばらしく、お取引先、店舗、お客様、社員同士と、人間関係をとても大切にしていました。そうした人間性という意味合いにおいても成長し、経験を積み重ねていきたいです。
気になったものはとことん調べるタイプ。お客様のために、というのももちろんありますが、ほぼ趣味で楽しく商品について学んでいます。
社内の自己啓発支援制度を活用して、色彩検定2級を取得しました!日常で結構役に立つことがあります、感謝!
学生時代に、友人の紹介で他校の演劇部にお邪魔し、舞台メイクを担当していました。この時の演目は「バーレスク」で、バサバサのつけまつげなど、すごくゴージャスなメイクを施していました。また機会があればやりたいです。
実はお酒が大好き、特にテキーラが大好きです。この写真はテキーラ専門店でパシャリ。今はこの時世なので家でゆっくり飲むことが多いですが、遅番のあるロフトだから夜遅くまで飲めます。ロフト、サイコー!(笑)
チョコレート検定を取るほど無類のチョコレート好きです。毎年バレンタインの時期は大破産+幸せ太りしてます。
文具はコレクションするのも、実際に使ってみるのも大好きです。同じモチーフを違う画材で描くことによって色々な発見がありました。
先日伺ったメーカー展示会で、活版印刷体験をした時の写真です。満面の笑みです。