小野 : 自由にできるところ。自分たちでやらないといけない大変さもありますが、自分たちで考えたものを100%形にできる楽しさ=やりがいだと思います。大変なところは、“食”の売場ならではですが、食品表示。道の駅や展示会などで見つけてきた食品は、成分表示やアレルギー表示が正しいかなども自分たちでチェックしないといけません。でもいい勉強になった。私生活でもチェックするようになりましたね。
原村 : 賞味期限管理も大変。今までやったことがなかったから。管理方法は本部の品質管理部に相談して進めていきました。毎日手作業で賞味期限を確認して、月1回は漏れがないか全商品の最終確認をしています。完全にマンパワーです。
-そんな苦労もありながら、一方で今まで一番嬉しかったことはなんでしょう?
原村 : たくさん売れたとき(笑)
小野 : そうですよね!何が一番だったか覚えていますか?
原村 : 2020年に銀座ロフトで売れた商品(生活雑貨)をランキングにした企画がありました。一番売れたのが、1階で売っていた商品でした。それが「食べる鰹節」。ネットでも人気の商品でした。他の階の商品も含めて1位だった。単価は安かったのですが、1位を取れたということで本当に嬉しかった。
縦にも横に割れていない、
全も個も柔軟である社風。
-最後に、ロフトで働く中で思う、ロフトのいいところってなんでしょうか?
原村 : 私のチームでは、メンバーそれぞれの担当商品が違うのですが、ポップアップなどの企画ものになるとみんなが集まって、担当でない商品についても意見を出し合い、いい企画にしよう!となるところ。人任せにしない風潮がチーム内にあります。担当外であっても意見を出しやすく、さらに受け入れてくれる。信頼関係があるからこそ、他の人の意見を取り入れようとする、それが結果、売場をよくしています。
小野 : ロフトの中でも様々な領域があるので、取引先が領域ごとに違います。そんな人たちが情報を共有しあっていて、全然違う領域からも情報をもらったりできます。例えば、傘を取り扱う会社が新しく食品を取り扱い始めたとき、その担当者から面白い食品があるよと情報をもらう。自分では見つけられないような食品を、いろんな方向に走っている人たちが教えてくれます。ロフト内での情報共有は速く、壁がありません。
-MD開発含めて、どんな人がロフトに向いていますか?
小野 : いい意味で雑な人!私たちはいい意味で浅く広くみたいなところがあります。専門家ではないにしろ、担当した領域にすぐに興味を持ている人。一年で担当が変わってもすぐに担当となった領域に興味を持てる人。
原村 : いい意味で、適当な人!いい意味で無理しないで、好きにやれることが大切。自由にやれている分、急に変化を求められることもあります。例えば、企画が決まっても、その企画がなしになって、新しい企画が始まったりする。それを受け入れられる人が強いかも。考えすぎずに楽しむことが一番です!