LOFT

エンゲージメント

BUSINESS

エンゲージメント

「働きやすさ」と「働きがい」を
感じられるロフトへ

Mission

対話をしながら社員の声に耳を傾けて改善に向かう

エンゲージメント向上委員会のミッションは、ロフトと社員の結びつきを強くすること。エンゲージメントスコア(会社に対する「情熱」と「愛着」の指標)の数値を伸ばすだけではなく、社員が「働きやすさ」と「働きがい」を感じられる職場を目指している。

エンゲージメント向上委員会は、2タイプの対話の場を設け、社員の声に耳を傾けて改善のための施策を実行している。

  • 冨川 唯

    冨川 唯

    船橋ロフト マネジャー

    2010年、アルバイトとして新三郷ロフトでキャリアをスタートし、同店勤務時代に正社員に。以後、前橋ロフト、イクスピアリコスメロフトを経て、2021年より船橋ロフトマネジャー。同年より、エンゲージメント向上委員会の公募委員として活動している。店舗におけるおもな担当は健康雑貨。

  • 浅水 宏一郎

    浅水 宏一郎

    エンゲージメント向上委員会 事務局長

    アパレル企業勤務を経て、2007年に中途入社。店舗、本部営業企画、労働組合、人事部労務厚生担当とさまざまな部署で経験を積んだ後、2021年に発足したエンゲージメント向上委員会に参加。2022年、同事務局長に就任し、委員会を牽引している。

会社と社員の
結びつきを強くする

-エンゲージメント向上委員会の目的と役割について、おふたりはどのように考えていますか。

浅水 : 委員会と社員で活動趣旨をわかりやすく共有するため、「会社と社員の結びつきを強くするための活動」というシンプルな言葉で表現しています。

冨川 : 私自身、自分で立候補して委員会に参加しましたが、当初はエンゲージメントの意味をよくわかっていませんでした(笑)。今は「社員も会社もハッピーにしていくこと」という理解で落ち着いています。

浅水 : 私たちの使命はエンゲージメントスコアの数値を上げることですが、委員長でもある安藤社長は常々、スコアの数値を追うよりも「働きやすさ」と「働きがい」を追求してほしいと話しています。この言葉を受け、これまで交流のなかった社員同士の対話の機会を設けています。3年目になってようやく現場型になってきたという実感がありますね。

-対話の機会はどのように設けていますか。

浅水 : 委員会で取り組んでいることは2つあります。ひとつは「役員車座ラウンド」と言って、役員と今後の会社の成長を握るミドルマネジメント層が対話する座談会です。ミドルマネジメント層とは、等級も年齢層もロフト内で中間に位置する社員を指します。おもにチーフ、マネジャー、店長などが該当するのですが、今後の会社の成長を握る層なのにも関わらずエンゲージメントが低かったため、その層が停滞し活躍できなければロフトにとって大きなマイナスです。そこで、ミドルマネジメント層のみなさんの悩みや要望を、役員に直接話してもらいます。役員車座ラウンドはリアル・オンラインで年間30回以上行っており、一回につき100分の時間を取っています。
もうひとつは「他店交流会」です。ロフトは7割が時給制社員なのですが、店舗を支えているメンバーが他店のメンバーとつながる機会はほとんどありません。自分のお店で困っていることが他のお店ではすでに解決している、といった事例を知る手立てがなかなかないんです。そこで、店舗の異なる時給制社員同士による対話の場をつくり横のつながりを強くします。
こちらは現在週2回ペースで、一回につき60分をとりおこなっています。

biz_p3
biz_p4
biz_p5
biz_p6

対話の機会を定期的に設け
各店の魅力と悩みを共有

-役員車座ラウンドにおける対話について教えてください。

浅水 : まずおひとりずつ話をしていただきます。経営陣からは、まずはみなさんの悩みや困りごとを中心に教えてくださいと切り出しています。大抵の課題は、すでに取り組んでいる、取り組む予定がある、これから考えるという3つの段階で動きが分かれますが、そのあたりが確認できるのは役員車座ラウンドのメリットですね。また、最近は「ここが改善したらもっと前向きに働けます」「ここが変わればもっとやる気を持って会社に貢献できます」と前向きな提案をしてもらっています。あと、これは笑い話ですが、「動いている役員を初めて見ました」というような人も多いです(笑)。つまり、経営層も自分と同じ人間で、話を理解してもらえる部分があると思えるというか。

冨川 : 船橋ロフトから座談会に初めて参加した産休明けのメンバーは、当初はとても緊張していましたが、会場でほかのメンバーと子育ての話をしてほっこりしたと話していました。みなさんが子どもを育てながらロフトで働いていて親近感を抱いただけではなく、経営陣から「孫が生まれた」という話も出たらしくて、とても身近に感じられたようです。

浅水 : お互いに人間だからね。現場のみなさんと同じように、経営陣にも家族がいるわけですよ(笑)。

冨川 : あとは、活発な議論を見た安藤社長が「みんなロフトが好きで、ロフトのことをもっと知りたいんだね」と話していたことも印象に残っています。

biz_p5
biz_p6

-他店交流会ではどのような話し合いをしていますか。

浅水 : まずみなさんに、各店の自慢と負担に感じていることをひとつずつ言ってもらいます。困っていることだけを聞くとネガティブな話し合いになるので(笑)、ポジティブな発信から始めてもらって。一通り参加者の話を聞いたら、投票制でひとつのテーマを掘り下げて聞いています。この場で店舗同士の横のつながりができ、蓄積された知見がどんどん他の店舗でもシェアされて解決に役立っていくイメージです。

冨川 : 負担や悩みごとの話題ももちろん出ますが、盛り上がるのはポジティブな話ですね。「ロフトってすごいよね」「ロフトっていいよね」という話が始まると、みなさん止まらなくなります。

社員の思いを汲み取り
役員が改善施策を実行

-2つの対話で浮かび上がった課題について、経営陣のみなさんは解決に向けて動いてくれるのですか。

浅水 : 解決すべきことがわかると、すぐに動いてくれる場合が多いです。そこはさすがだなと思いますね。

冨川 : 転勤転務制度については、今までは100パーセント全国型だったので、北から南までどこにでも行く可能性がありました。ただ、拠点を設けて安定した暮らしをしたいという方もいて、不安が募っていたのは確かなんです。そこで、社員に働きたいエリアで働いてもらうために、ある程度の範囲を決めて転勤できる制度を準備中です。

浅水 : もちろん、今までどおり「全国どこにでも行けます」という方には動いていただく。今後はこの2パターンでいきたいと思っています。

冨川 : 社内の部門図鑑ができたことも成果のひとつだと思います。店舗で働いている人間からすると、本部の各部署でどんな業務をしていて、どんな人が働いているのかを知る機会がないので、役員から「あなたは将来的にどうしたいですか」と聞かれても、どう答えていいのかわからなかった。部門図鑑には、各事業部の業務内容やリーダーの情報が載っていて、社員なら誰でも閲覧できます。「自分がやりたいことはこの部署に行けばできるな」とか、そういうことがわかりやすくなりました。部門図鑑に関しては、本当にスピーディに着手してくれました。

-なるほど。着実に成果が出ているのですね。

浅水 : じわじわと少しずつ外堀を埋めている状況です。昨年度はスコアの数値が向上しましたし、今年度も改善できているのではないかと思います。発足当初は会社も僕たちもよくわからない感じでモチベーションはバラバラでしたから、よくここまで来たと思います。みんながまじめで誠実だからこその結果ですね。

冨川 : 私自身は現場にいて、スコア以外の実感として「仕事がやりやすくなった」「不安が解消した」という声をよく聞きます。例えば、役員車座ラウンドに参加した店舗のマネジャーが「要員不足している。もうひとりマネジャーがほしいです」と話したら、そういった店舗個別の課題についても真摯に耳を傾けてくれて安心したと言っていました。今まで悩みや不安を直接聞いてもらう機会がなかったので、まずは話すことで不安が解消されています。会社全体の風通しが良くなり、現場の空気もポジティブになってきているように感じます。

biz_p7

-エンゲージメント向上委員会におけるやりがいと苦労には、どんなことがありますか。

浅水 : やりがいは、会社が変わったと誰かが感じてくれること、互いの理解が進んで距離が縮まることです。大変なところは、目に見えた成果が出にくいところですね。「働きやすくなった」「頑張ろうと思えてきた」という声がもっと届くようになったらうれしいですね。

冨川 : 他店交流会そのものがとても楽しいです。大変なのは、エンゲージメント向上委員会が取り組んでいる活動の周知・浸透です。委員がいない店舗もあるので、そこにどう落とし込むかは大きな課題ですね。ロフトで働く社員全員が関われるように、エンゲージメント向上委員会の活動をみんなに知ってもらい、気楽に参加してもらえる方法を日々模索しています。

-それでは、今後の展望を教えてください。

冨川 : とにかく私たちの存在を知ってもらい、全員参加型のエンゲージメント向上委員会にしたい! それが一番の目標です。

浅水 : 冨川さんが言うように全員参加型になり、最終的にはエンゲージメント向上委員会がなくなっても皆が自然と働きがいと働きやすさを追求できるロフトになることが理想です。そのために、日々の活動を頑張っていきたいと思います。

biz_p7
icon_top_arrow